当面の今後の方針

Dobry vecer!
エリシュカです。
さてさて…
このブログはもう一つのこれ
http://crnogorac.blog117.fc2.com/
の衛星的なもので、
中の人の専攻地であるバルカンに軸足を置きつつEU・NATO域内の他の紛争地や悪影響を与える恐れのある外部要因についてご説明するものです。
よって、情勢の変化により対象地が変化します。
このブログのサブタイトルが「バルト三国を中心とした」なのですが、
国内経済状況などロシアの国力に関する最近のものを見ていくと、どうやらロシアが当面バルト地域で何かをしでかす、つまりNATOと本格的にことを構える可能性は低いと思われます。
もちろんバルト三国内のロシア系が独自に動くなどの可能性はまだありますが、それはそれで単体として見るべきものです。
私が今目を付けているのは、ロシア・ウクライナ・モルドヴァ(+前のエントリで触れたベッサラビアのウクライナ領)・ルーマニア・ハンガリーの線です。
マリウポリ方向への攻勢などロシアが今後ウクライナの黒海沿岸沿いを手中にする方向で動くのであれば、仮にそれが実現不可能であるにしてもウクライナのこの地域、として沿ドニエストルのロシア系を活性化させ、
親露派のガガウズ人と合わせてこの地域を不安定化させるかもしれません。
モルドヴァが危うくなればルーマニアを刺激し、またルーマニアの民族主義が高揚すればトランシルヴァニアをめぐりハンガリーとの関係に影響を与えるかもしれない。
また、それとは別にウクライナとポーランド、スロバキア、ハンガリー、ルーマニアが接する場所、ザカルパッチャ州とウクライナ西部を含む難しい地域ですが、ここも見ている必要がある。
よって、試験的にこのブログの軸足をこちらに移してみます。
この方向性がただしいようであれば、そのまま続行します。
ウクライナ情勢に関しては、管理人が興味を持っているHybrid Warfareについて、戦略論の比重を多くしつつ今後も書いていきたいと思います。
今後とも、このブログを宜しくお願い致します。
今日はこんなところでしょうか。
それでは、Na shledanou!
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