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スウェーデン国防相リトアニア訪問、クリミアタタールとチェルケスその他

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Dobry vecer!

エリシュカです。


久しぶりに大酒呑める時間ができたのでつい深酒して5時間くらい寝ちゃいました^^

頭痛いです^^


えー、このエントリ書こうと準備してた矢先に、ロシアの南ストリーム計画中止というニュースが入ってきてかなりあわてましたが、まだこれについてどうこう言えるほど情報がないのでできれば明日にでももう一本のブログのほうで書きます。

まず、スウェーデン国防相のリトアニア訪問についてです。

スウェーデンのハルトクヴィスト国防相はリトアニアを訪問しリトアニアのオレカス国防相と会談しました。

http://www.kam.lt/en/news_1098/current_issues/we_will_be_strengthening_our_cooperation_with_sweden_minister_j.olekas_says.html?pbck=0

軍事情報の交換やNATOの枠内での両国の防衛協力などが議題でしたが、今回注目したのは、スウェーデンが属する北欧防衛協力(NORDEFCO)とバルト三国の防衛協力との結びつきを両国の仲介でより強固なものにするという点です。

NORDEFCO公式
http://www.nordefco.org/

今後リトアニアの対Hybrid warfare用即応部隊と何らかの関係を持つのか興味がもたれるとことです。

スウェーデン新政権はNATOよりも国連をというスタンスだったのですが眼前の現実から結局従来の方針を踏襲する方向になると思われます。

ウクライナやコーカサスあたりを今後自国の防衛の中でどう定義づけていくかはまだわかりませんが、少なくともバルト三国とロシアとの国境を自国の防衛ラインに設定することは明確になってきたと思われます。

ロシアは北欧諸国を分断したい思惑を持っていますが、バルト海と北極海・北海方面に一括して圧力をかけ続けていたら結局スウェーデンやフィンランドという非加盟国も含めて団結させてしまっている印象を受けます。


次は、ハンガリーの方針転換についてです。

あからさますぎて思わず笑ってしまうニュースタイトルです。

Hungary Retreats From Putin as Leader Rediscovers Germany
http://mobile.bloomberg.com/news/2014-11-28/hungary-retreats-from-putin-as-orban-rediscovers-germany.html

オルバーンは結局ドイツの経済力を選んだという記事です。

先日のリトアニアでの演習に参加するなどハンガリーは二股かけのスタンスでいる気なのかと思っていましたが、あからさまにドイツの経済力のほうを選んだようです。

まあ仕方がないか、という認識です。

ハンガリーのような周辺の諸大国に翻弄され続けた国の日和見主義を批判することは酷だと思います。

ともあれ東欧中部のど真ん中に不安定要因を抱えるリスクは後退したように思えますが、

先日のモルドヴァ選挙で親欧州派が勝利したことで親露派が騒ぎだしているというニュースもあり、モルドヴァが荒れればルーマニア民族主義に影響しそれがトランシルヴァニアに、という方向でこの地域に別の不安定要因が生じる可能性も
まだ捨てきれず、予断を許さない状況です。


さて、最後は、先月初旬のニュースで申し訳ないのですが、クリミアタタールとチェルケス人との共闘の話です。

http://www.jamestown.org/programs/edm/single/?tx_ttnews%5Btt_news%5D=43068&cHash=166bbf75f9b76282c99f19555ace07d5#.VHy9aOlxnIV

この共闘関係はクリミアやコーカサスの現地ではなく、両方のディアスポラがいるトルコにおいて両者が作る団体同士によるものです。

チェルケス人については以前このブログで説明しました。

http://belaoluja.blog.fc2.com/blog-category-26.html

しかし気になる点があります。

今夏、北コーカサス人とクリミアタタールの民間団体による相互訪問が行われたという点です。

しかもこの記事においてインタビューに答えているのはカラチャイ人(トルコ系イスラム教徒)であり、チェルケス人という枠を超えて共闘が広がりつつあるのかという印象です。

私はロシアがクリミアを奪取した時、大事なセヴァストポリの背後に反露的なイスラム教徒を抱えて危険な状態になったのではないかという懸念を抱きました。

こうした懸念をロシア側が持っているとすれば、ニュースに流れてくるクリミアタタールの待遇の悪さがさらに悪化する恐れがあります。

http://www.washingtonpost.com/world/europe/crimean-tatars-say-russian-annexation-has-brought-fear-and-repression-all-over-again/2014/11/28/c2a3bcea-73ed-11e4-95a8-fe0b46e8751a_story.html

ともあれ北コーカサスとクリミアが結べばさらに面倒な事態になることは避けられず、こちらの方面も注視する必要があるようです。


今回はこんなところでしょうか。

それでは、Dobrou noc! Na shledanou!
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リトアニア、ウクライナに兵器援助の計画

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Dobry vecer!

エリシュカです。


だいぶ寒くなりましたがまだまだビールが美味しいですね!

そもそもチェコのビールは冷えてなくてもそのままいけます^^

私は寒いプラハの街を今でもビール瓶片手に散歩してますよ^^

ロシアのビールは… 今はどうなんでしょうね。

ロシアでビール作った時にうちの国の醸造所にそのビールを送ってきて感想を聞かせてほしいと言ってきたときに、

うちのほうは「あなた方の馬は健康です」と返答しましたが、あの時から進歩はあるのでしょうか?


さて、中の人の身辺が落ち着いたのでようやく再開です。

ただ、今回は簡単なニュースしかありません。

今回は、リトアニアのウクライナに対する兵器援助の計画についてです。


本当は、今回は「ノルウェー政府がロシアとの政治レベルでの関係を凍結」というニュースをもとに、エルジェーベトが北欧地域の地政戦略的な分析を行う予定でした。

しかし、この報道は、ノルウェー首相府により公式に否定されました。

http://barentsobserver.com/en/politics/2014/11/no-norway-has-not-frozen-contacts-russia-26-11

記事によれば、ウクライナのゼルカロ・ネデリ紙の記者がノルウェーのソルベルグ首相の記者会見の内容を「誤訳」して広めてしまったとのこと。

前にもウクライナの大統領側近が5か国からの軍事援助があると公言し、5か国からそれぞれ否定されるという事件があり、ウクライナ(とロシア)からの報道には気をつけているつもりでしたがつい引っかかってしまいました。

訂正して頂いたノルウェーのJørn Holm-Hansen氏に感謝です。


それで、リトアニアの件なのですが、これはロイター通信なのでまあ信用できると思われます。

リトアニアのオレカス国防相がウクライナへの兵器支援を表明しました。

具体的な内容はまだ未定のようです。

http://uk.reuters.com/article/2014/11/26/uk-ukraine-crisis-lithuania-idUKKCN0JA1MP20141126?feedType=RSS&feedName=worldNews

これに先立ってリトアニアのグリバウスカイテ大統領がウクライナを訪問し、ウクライナへの援助の中に軍事的支援も含まれることをウクライナのポロシェンコ大統領との共同記者会見の中で表明しています。

この段階では軍事支援といってもそれが兵器なのか否かまでは言及されていませんでした(この記事だとポロシェンコがそんなこと言っているようですが…)

http://www.defensenews.com/article/20141124/DEFREG01/311240017/


このブログでもたびたび触れているようにリトアニアは今回のウクライナの件ではおそらくもっともアクティヴなウクライナの支援者であり、つい先日上記のグリバウスカイテ大統領がロシアをテロリスト国家呼ばわりするなど対露姿勢も強硬です。

ただあまりに物事を早く推し進めすぎているようなきらいがないではありません。

露のHybrid warfareを想定した即応部隊の創設も始まったばかりです。

露が追加経済制裁を恐れて強硬な対抗措置をとれないと踏んだのでしょうか。

ただ、リトアニアのリンケヴィチウス外相は対露関係の断絶はしないと言っており、ある程度のプラグマティズムは持っているようです。

https://twitter.com/LinkeviciusL/status/537847117050814464

ただしNATO、EU諸国内でもウクライナに関しては温度差があり、リトアニアのこうした姿勢が浮いてしまわないかという懸念もあります。

http://www.bloomberg.com/news/2014-11-26/merkel-said-to-reject-ukraine-s-nato-bid-over-russian-tensions.html?hootPostID=bfd925cba1e676bdc6e0596c9d8527ef


ただ、バルト三国の恐怖心はその近現代史を見れば理解はできます。

エストニアでは、ウクライナでの戦争が始まって以来一日平均3名が国土防衛隊に入隊しているとの報道です。

http://www.dw.de/driven-by-fear-of-russia-estonians-flock-to-national-guard/a-18084627


今回はこんなところでしょうか。

それでは、Dobrou noc! Na shledanou!



ちなみに、ウクライナ人がロシアに対して逆にHybrid warfareをしかけよと言っている記事がありますが、

面白そうなのであとで取り上げてみますね^^

http://www.worldaffairsjournal.org/blog/alexander-j-motyl/time-hybrid-war-against-russia

リトアニア、露をにらんだ即応部隊の創設

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Доброго вечора!

教祖です。


リトアニアはロシアのHybrid Warfareに対抗できる即応部隊の創設を行いました。

正式な創設は11月1日のようなのですが、

http://en.delfi.lt/lithuania/defence/lithuanian-army-forming-response-forces.d?id=66103954

10月14日にグリバウスカイテ同国大統領による訪問が行われました。

http://en.delfi.lt/lithuania/defence/president-grybauskaite-rapid-response-force-will-step-up-lithuanias-defence.d?id=66111826

記事によれば通常兵力二個大隊に航空部隊、特殊部隊、補給部隊を加えた編制であり、ロシアが行う不正規戦、つまり徽章のない武装集団の侵入やロシア系住民に対する扇動、隣国(ラトヴィアとベラルーシでしょうか)の不安定の影響の阻止とそのための国境管理を行います。

想定するのはロシア領カリーニングラードとベラルーシからの侵入と思われますが、脅威の性質の難しさを考えれば規模的に大丈夫なのかと思います。

特にもっとも重要なロシア系に対する扇動工作に具体的にどのように対処するのかについていまいち見えてきません。

しかし、NATOは今後不正規戦による侵入にも5条発動を行う方針であり、そのための時間稼ぎにはなるかもしれません。

ただNATOは一枚岩ではなく、今後は新事務総長であるストレテンベルグ氏の手腕に注目です。


ただ、今後のNATO・EUの東方政策には変化が生じる、少なくとも今までよりは失速するかもしれません。

東方パートナーシップを立ち上げ、欧州の東方政策をリードしてきたポーランドのシコルスキ外相とスウェーデンのビルド外相がそろって退場したからです。

東方パートナーシップの設置は2009年5月7日であり、以後長きにわたってこの仕事に従事してきた二人の経験に引けを取らない後継者は存在するでしょうか。

スウェーデンは新政権になってからパレスチナを承認するなど新しい外交政策を進める可能性があり、スウェーデンが今までのように東方政策でつっこんだ役割を担うことはないかもしれません。

ただ、ロシアの脅威があることには変わりなく、前政権と同じ戦略環境の中でどのように今後振舞うかが焦点になると思われます。

最近のロシア側のバルト海での行動はそのあたりを見極める意図があるのかもしれません。


今回はこんなところでしょうか。

それでは、До побачення!

*バルカンについて語っている姉妹ブログもよろしくです!  http://crnogorac.blog117.fc2.com/

リトアニア・ポーランド・ウクライナ合同軍創設の計画

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Доброго вечора!

教祖です!

今回はこのニュースについて、さらにバルト三国とその周辺の戦略環境について大まかに。

ウクライナ・ポーランド・リトアニア、合同軍創設の計画
http://voiceofrussia.com/2014_05_27/Ukraine-Poland-Lithuania-plan-to-establish-joint-military-unit-8461/

まだ詳細な部分はわかりません(リトアニア語の記事にあるのかもしれませんが生憎僕はリトアニア語は読めません)が、これは今までのこの地域の安全保障活動の延長線上にあるものです。

バルト三国地域はウクライナにおいて西側、ロシアが本格的に対立関係に入る前から双方が火花を散らす地域となっていました。

大きな出来事で言えば、去年9月末にロシア、ベラルーシがカリーニングラードとベラルーシにおいて他国より侵攻があったとの想定で行った大規模演習であるZapad2013があります。

Zapad2013
http://www.atlanticcouncil.org/blogs/natosource/russia-and-belarus-launch-strategic-military-exercise-zapad-2013

これはリトアニアが公表されていた演習の目的に比して大規模すぎると懸念を表明し、またポーランドの新聞で「演習の最後にワルシャワに戦術核を落す」と書いたものがあったりしたようです。

逆にNATOは、去年11月初旬にバルト地域の防衛のための大規模演習Steadfast Jazz(6000名が参加)を行いました。この演習にはNATO外からはスウェーデンとウクライナ(当時ヤヌコヴィッチ政権)からの参加がありました。

Steadfast Jazz
http://www.aco.nato.int/steadfast-jazz.aspx

なぜこの地域でこのような動きがあるのかについてはこのブログでおいおい話していきます。
今回は、とりあえず西側の旧ソ連圏いじりに熱心だったリトアニアとスウェーデンについてお話します。

もともとEUの東方政策の道具である東方パートナーシップ(対象国はアルメニア、アゼルバイジャン、グルジア、モルドバ、ウクライナ、ベラルーシ)を言い出したのはポーランドのシコルスキ外相ですが、これをともに主導したのはスウェーデンでした。

これはスウェーデン政府の公式HPに載っているスウェーデンの安全保障政策ですが、

Sweden's security policy
http://www.government.se/sb/d/3103/a/116839

自国とロシアとの間にある東欧諸国を非常に重視しているのがわかります(そしてどこを事実上仮想敵にしているのかも)。

ウクライナの反ヤヌコヴィッチデモの発端となった件のヴィリニュスでの東方パートナーシップサミットまでにこの両国の外相が熱心に東方パートナーシップ対象諸国を歴訪していたのを覚えておられる方もおられると思います。

クリミア侵攻の直後に行われたエストニアのナルヴァでの北欧諸国・バルト三国・V4諸国の外相会談についての報道で、ナルヴァから川向こうのロシアを睥睨するポーランドとスウェーデンの外相の写真が流れたのは非常に印象的でした。


ところが、興味深いことに、ウクライナのデモの最中もっともデモ側を支援していたのはリトアニアでした。

リトアニアはデモの負傷者を自国に運んで治療する、多数の死傷者を出した鎮圧作戦の翌日を服喪の日とする、EUにロシアへの制裁(まだデモをやっている段階です)を提案するなど。

ロシアのクリミア侵攻後もキエフの暫定政権を積極的に支持し、ポロシェンコが大統領に選出されて最初に訪問した外国の要人はリトアニアの外相となりました。
https://twitter.com/LinkeviciusL/status/471579419606548480


このようにウクライナの件にはこれら諸国の思惑が西から伸びています。

個々の国々の地政戦略については、これも記事を書きながら順に触れていきますね!

現在バルト地域は、というか現在でもホットスポットとなっており、演習が繰り返されまたロシアからの挑発的行動も多くなっているようです。

Russian military aircraft have been sighted near Latvian border nine times this May
http://www.sargs.lv/lv/Zinas/Military_News/2014/05/29-02.aspx#lastcomment


それでは簡単な内容でしたが、今日はこれまで。

До побачення!
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belaoluja

Author:belaoluja
こちらは南東欧戦略環境分析局blog http://crnogorac.blog117.fc2.com/ から萌え要素を抜いたものになります。

文責は同じ @crnaoluja (twitter) です。

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